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ドメイン移管における注意事項メモ。

サイトリニューアル案件でたまにあるのが

「ドメイン移管」

管理業者を変更したいとかの理由で、ドメインの管理(レジストラ)を変更する必要がでてきます。

実はこの「ドメイン移管」は結構リスキーです。

現行の管理業者とのトラブルになる場合も少なからずありますし

何よりサイトのサービスが一時的に止まってしまうことがありますので

クライアントや現行の管理業者とよく相談のうえ進める必要があります。

(これの手数料が貰えない事が多くて・・・実際割に合わない作業)

 

サイトが見られなくなる

まずドメイン移管の瞬間は多くの場合こちらで決められるわけではないので

レジストラが切り替わった瞬間~DNSやサーバーの設定ができるまでサイトが閲覧できなくなります。

またDNSを新たに設定しても、それがウェブ上に広まるまでに数時間かかります。

この間、おそらく断続的にWebサイトが利用できなくなる。

 

現行業者とのトラブル

例えば移管の際に現行のドメインのwhois情報に連絡が行くが、それが使われていないメールアドレスだったりすると、手続きがすすまない。

業者に問い合わせている間に1週間とか経っていたりします。

また移管の際に現行業者から違約金の支払いを求められることもあります。契約の確認は必須。

 

メールアドレスの移行

移管が完了したら、以前使っていたメールアドレスを移管後のサーバーでも使えるようにしなければなりません。

これが結構わすれがち。

また、メールアドレスを設定したらクライアントのメールソフトの再設定なんかも必要になってきます。

これがかなりめんどい。

 

リダイレクトの設定

旧サーバーで使用していたページ名やディレクトリにアクセスがきたときリダイレクトするよう.htaccessを設定しておきます。

新サーバーのサブドメインでテスト運用していた場合はドメインの正規化なんかも忘れずに。

 

サイト内の絶対アドレスの変更

テスト運用していたサイトであれば絶対アドレスを新ドメインに全て変更しなかればなりません。

 

といった感じで

いくらクライアントに事前説明したところで

リスクが避けられないといった印象の「移管」。

(ドメイン管理業者が姿をくらました事もあったなー・・・)

実際移管しても、こちらとしてはあまりメリットは無いので

できればドメイン・サーバーはクライアントが管理できるようにしてあげるのが良いと思います。