こちらの記事の方法は使えなくなりました。残念です。詳しくは記事の最後に追記しております。
Adobe CS3 クリエーティブスイート3をお使いの皆さま、お元気でしょうか。
プロでそんな古いツールを使っているやつはいないって?
私はまだ現役バリバリで使っています。
そしてつい先日使えなくなりました。
ライセンス認証をしてください。のアラートが!
いつものようにPhotoshopを立ち上げると、突然アラートが立ち上がり
「ライセンス認証してください」
こういう事は過去何回かありましたので「またかよー」と思いつつインターネットで認証しようとするができません。
アラートには「あと5日で使えなくなります」の文字が・・・
再ライセンス認証要求は何故起きた?
おそらく、ですが2017年8月初旬に行ったWindows Update が原因。
開発者向けのアップデートプログラムと称し、かなりクリティカルな更新が行われたようで
ぼくのPCのキー設定なども一部初期化されていたりした
おそらくAdobeが設定しているであろうライセンス認証情報が削除されてしまったりしたんじゃないだろうか。
はいはいライセンス認証・・・できない?
インターネット経由でライセンス認証できなかったので
今度はオプションにある「電話でライセンス認証」することに
・・・・現在、この電話番号は使われておりません(英語で)!
どうしろと?
ウチのCS3のライセンスは事業を始めたときに購入したモノホンの正規ライセンスなので
認証さえしてくれれば嫌疑は晴れるのに!
CS3のラインセンス認証の現状
なぜライセンス認証できないのということで調べると
まずインターネット回線経由でのライセンス認証に関しては
ライセンス認証のためのサーバーがもう無くなってるとのことでした。そりゃできないよ。
電話認証に関しても今はやっていないということで、Adobeのチャットサポートに問い合わせました。
「どうやって電話ライセンス認証をしたら良いの?」とチャットの人を責め立てると
そもそも電話のライセンス認証もサーバーに問い合わせる事になるので、サーバーが機能していない状態では意味ないというかできません。
とのことでした。※それだと逆に電話の意味ないやんけと小一時間バトル。
つまり
CS3製品においてはあらゆるライセンス認証というものがもうできない。
という事みたいです。(間違ってたら是非教えてください。)
スタンドアローンなCS3の登場です。
で、Adobeの方から教えてもらったのが。これ。
https://helpx.adobe.com/jp/creative-suite/kb/activation-fails-cs3-acrobat-8.html
※Adobeのアカウントが必要
※(2020/5 追記)上記リンクですがダウンロードが出来なくなっている様です。CS6未満はアクティベーションに関する情報すら無くなっており
CCへのアップデートを促す記載のみとなっていました。
要はライセンス認証の不要なCS3の新バージョンがでているのでそれをダウンロードして再インストールしてとのこと。
ただしシリアル番号が不要ということではなくて
今までのシリアル番号をもとに新たな番号を発行してそれを初回のみ認証すれば、その後の認証は不要というもののようです。
初回の認証もおそらくサーバー上にあるのではなく、ソフトウェアのパッケージ内に入っているのだと思われるので
ほぼ完全に認証不要とのこと。
さてじゃあ設定情報とか無くなって嫌だけどしょうがないし今の認証必要なCS3をアンインストールして
この新CS3をインストール!
Photoshop起動!(ターン!!)
「ライセンス認証してください。あと4日で使えなくなります」
・・・
・・・
Adobeぃぃぃぃいい!!
ライセンス認証の呪い
その後再インストールを繰り返したり
やっぱり以前買ったパッケージ版をインストールしてみたりしましたが
ライセンス認証のアラートは消えません。
認証不要の新CS3じゃなかったんかよ。Adob・・・
CS3をアンインストールしてもアラートがでてくるということは
ライセンス設定ファイルか何かがPC内にずっと残っていて
アンインストールではそれは消えないということなんだと思います。
これは完全にAdobeの1文字すらもこのPCに残らないよう
消し去ってしまう他ありません。
PCから完全にAdobeを消し去る方法
完全にアンインストールする方法と言った方がいいかもしれませんが
下記エントリが非常に的確でした。
https://helpx.adobe.com/jp/creative-cloud/kb/cq08202314.html
※Adobeチャットサポートにて教えてもらった記事です。
①アンインストール
②AdobeCreativeCloudCleanerToolというのがあります。実行
③関連ファイルやフォルダなどAdobe関連のものを消しまくる
AdobeCreativeCloudCleanerToolで一旦はライセンス情報が消えるのですが
それだけではダメでとにかく関連ファイル・フォルダの削除までしっかり行うことが重要です。
記事にはなかったですが僕は関係ないAcrobatReaderDCも消しました。
そして解決。
いざ再ブート!
Photoshop起動!(カチカチ。)
認証画面がでますが、今度は正常なようで
インターネットでの認証や電話認証の言葉はでてこず
ただシリアル番号の入力だけを求められますので
ここに新たに入手した番号を入れると、新CS3のインストールができました。
しかしあれですね。
サポートとかの対応通しても感じましたが
AdobeはもうCS3の事なんて考えたくもないんでしょうね。
そりゃまぁCS3の対応OSはVistaまでだし
Vistaのサポートはマイクロフトやってないし。
現状CS3が動こうが動くまいが、Adobeに責任なんて無い。ということなんですよ。
高かったんだけど、高かったんだけど発売から10年たってるからそれも仕方ないのか。
ただ、1ユーザーとしては過去の自分達の主力製品に対してそういった対応をするソフトウェアメーカーのクラウドであるところの
AdobeCCで大事なクライアントのWebサイトや広告媒体を作って大丈夫なのか?
という不安はあります。
(2020.5 追記)
どうやら2019年あたりでAdobe側の方針転換があったらしく、CSシリーズなどの旧ソフトウェアはサポートしないというか、排除するという方向になっているようです。
いくら探してもアクティベーションの情報は出てこず、CCへの乗り換えを促すばかりとなっています。
アクティベーションサーバーももちろん動いていないでしょうし、パッケージ版のAdobe製品はこれで完全にゴミとなってしまったのかもしれません。
Adobeを始めApple,Microsoftなんかもそうでしょうが、ソフトウェアのパッケージを持っていればいつまでも使用できるというのはもう通用しなくなってきていますね。
サブスクリプション型に移行させるために従来のソフトをガンガン切っていくやり方は、私はあまり好きではありません。ランニングコストがかかりすぎます。
また、もしものときのためのサブ環境を整えておく事がクリエイターには必須と考えますが、そのためにCCを契約しなければならないなんてこともかなりナンセンスです。
「アップデートしないものは使えなくする」のではななく「機能は貧弱だしサポートもしないが、従来の環境であれば使用はできる」という風潮になって欲しいものです。
その点、MicrosoftのWindowsなんかはまだ動く95やxpなんかがあったりしてスゴいですよね。
結局CS3でいうと2007年にMasterCollectionが40万円くらいで発売ですので12年稼働したとして月額2800円くらいですかね、そんなに安くはないですよね。CCが現在税込みで月額6248円。
会社に所属していれば別でしょうけど、フリーランスのクリエイターにはキツイですよ。
兎も角、こういった状況が続く以上はAdobe製品を使用しない事も検討していくべきでしょう。特にサブ環境を構成する上では。
Webだと Microsoft Expression Web など
デザインだと GIMP などかなー。
印刷や他社との連携を考えると、aiとかpsdとか扱わないとなので、どうしてもAdobe製品じゃないと無理ですけれどね。