htmlやcssで構成されたWebサイトと違い、
昨今需要が高いWordPressサイトのお引越しは結構難しい。
htmlやcssで構成されたいわゆる「普通のWebサイト」は、基本的にはデータを古いサーバーから新しいサーバーに移動するだけで
引っ越しができる。
(ドメインの設定や、絶対パスで書いた内部リンクの変更等は必要だが)
でも
WebサイトのプロですらWordPress(以下WP)の引っ越し作業は結構難しい。
WPはPHPとデータベースを使用しているから。
WP引っ越しの鬼門は主にデータベース。
以下に手順を書き留めておく。
①phpファイルなどをダウンロード
これは「普通のサイト」と同じ。
FTPでWPのファイルを全てダウンロードする。
ダウンロードしたファイルはバックアップ用と新サーバーにアップロードする用に2つ保持。
新サーバーにアップする方のデータは旧ドメインやアドレス等が入っていないか検索をかけて、置換する。
②データベースを作成
新サーバー側にデータベースを作成する。
新サーバーにアップする用のデータ内「wp-config.php」の情報を新サーバーのものに書き換える
(ホスト、ユーザー、パスワード等)
③phpファイルなどをアップロード
新サーバーにディレクトリを作成、ドメインを設定し、
新サーバーにアップ。
④旧サーバーからデータベースをエクスポート
phpmyadmin等で旧サーバーのデータベースを丸ごとエクスポート
エクスポートしたsqlのデータで検索かけて、古い内容を置換する。
古いURL、ドメイン等。(home等で始まる相対アドレスの場合もあるので注意)
⑤新サーバーのデータベースにインポート
sqlファイルを新サーバーのデータベースにインポートする。
作業をミスらなければ、この手順でWPのお引越しができる。
phpやcss内のリンク、データベース内のリンクの記述がとにかく大事。
どこかがつながっていないと途端に表示が崩れる。
最悪の場合旧サーバーの復旧も難しくなるので注意。(バックアップは必須)
特にWordPress制作時にはサブドメイン、公開時には別ドメインを設定した場合等、徹底的にURLを書き換える必要あり。
phpとデータベースのデータを完全にリンクさせていれば必ず旧サーバーと同じように表示される。
余程変なテーマとかプラグインとかインストールしていなければ大丈夫。なはず。