Web制作の業界は「ウェブで仕事した時点でプロ」と言われるくらいですので
いろんなレベルの人がいます。中には素人に少し毛が生えた程度でお仕事をする人もいます。
そういった業者を私は何社か知っていますが、外注としても依頼するに値しません。
一見すると、ちゃんと制作できているように見えるのですが、細かい画像編集の質やソースコードを確認すると
てんででたらめなコードや、古くて使えなくなった技術を使っているところも多く
結局自分でやり直すハメになるからです。
そんな素人Web屋さんに多いのが「CGIを知らない」人々です。
CGIというのはお問い合わせのメールフォーム等に使用される技術でして
よく使われるのがPHPやPerl等の言語です。
これはWebデザイナー・コーダー・ディレクターに限らず、Web関連業種の方なら基本的に知っていて当然の知識です。
メールフォームを設置できなかったり、うまくカスタマイズできない業者はNGです。
CGIはHTMLやCSS,javascriptとは違い、サーバーにアップロードするだけではうまく動かないことが多いです。
具体的には
・サーバーがCGIの使用を許可しているか
・文字コードが統一されているか
・パーミッションが設定されているか・・・等を確認する必要があり。
メールフォームや掲示板、CMS、ECサイト等を使用するためのこの技術には最低限のサーバーに関する知識が必要になってきます。
これらのページは他のページと一緒のように見えますが、それだけ手間のかかるページということも言えるでしょう。
サーバーはWebサイトを設置する場所ですので
サーバーに関する知識がない担当者に制作を任せるというのは、土地の調査もしない業者に家の建築を依頼するのと同じことです。
CMSでサイトを更新していたら、ある日全ページの表示がおかしくなった・・・というのも実際に有り得る話です。