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Web外注するときやってはいけないこと その①

私は以前からこの業界で働いていたわけではなく

もともとは電子部品のバイヤーをしていました。
バイヤーは商品をどれだけ安く、短納期で手に入れるかで評価されますので
この業界でいえばさしずめ「企業のウェブ担当者」といったところでしょうか。
企業のウェブ担当者も当然、早く安くウェブ制作を発注しようとしますが
ウェブ制作の発注は、ただ単にディスカウントと納期短縮を要求すればいいわけでは
ないと私は考えています。
どんな業種のバイヤーにも言えることですが
単純に早く、安くを要求するのはビジネスとしてはNGです。
業者は「早く、安くすればそれだけのメリットがある」から対応するのであって
それ以上の要求は、両者にとってマイナスでしかありません。
例え、その場は対応したとしても将来的にみれば良好な関係は保てないでしょう。
ここでは私が企業のウェブ担当者さんと接する中で
「これはNGな取引だなー」と感じた事例についてあげていきたいと思います。
NG取引その① 根拠のないディスカウント
バイヤーの常識として、ディスカウントには安くするべき「根拠」が必要です。
逆に言えばその根拠のないディスカウントはやってはいけない強引なディスカウントになります。
例えば「前回同じ作業でこれだけの値段だったから」とか「この作業ではこれくらいの人月がかかるから」といった根拠なしに強引にディスカウントしてはいけません。
ウェブは形のはっきりしないものですので「ぼったくってるんじゃないの?」と言う方もよくいます。だからこそ騙されないように強引なディスカウントに走るのは分からなくもないのですが。
一昔前の「ITバブル時代」ならそういう業者はたくさんいたのですが、現在は業者が淘汰されています。さらにスキルの高い素人の方でも、良いソフトやサービスを使えばとりあえずのウェブ制作はできてしまうため、必要以上に相場は下落しています。
ですので業者が出してくる値段はほぼ底値の場合が多いです。取引上しかたなく赤字で仕事している業者も少なくはありません。
もし値段を無理に下げて赤字取引が続けば、業者からお別れをつきつけられてしまうかもしれません。
どうしても予算に合わなかったり、値段に納得できないときは「相見積もり」をとりましょう。
その上でやはり業者の値段が高ければ、相見積の価格を根拠としてディスカウントできます。

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